キャリアにおける学歴について個人的見解
今回はキャリアにおける学歴の見られ方について個人的な体験と偏見を交えて語っていきます。特に第二新卒の就活では見られると聞いていますからね…
新卒で入社した会社で3年は働かないとスキルが付かなくて転職できないという話を未だに聞くけど、これは業務を通じてスキルが身に付くことが前提で成り立つ話で若手に雑用ばかり振るような無能管理職の下で働いた場合は例外です
— 佐藤(偽名) (@JDyRzzpoexpYCXn) 2019年10月6日
そんな職場は早々と見限って将来のために第2新卒枠で転職しよう
Twitterのフォロワーの中に俺を高学歴だと思っている人も多いですが、俺の経歴は中堅私大→某国立大学大学院です(学部の入学偏差値は日東駒専くらい)
日本では"大学で何を学んだか"よりも"学部入学時の試験の難易度"が重視されるので日本の価値観では高学歴の部類には入らないです
今回は俺のような中堅私大出身者に貼られたレッテルについて大学3年のときの大学教員との進路面談でのやり取りを実例に出して書いていきます
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教員「進学したいそうだけど、君の配属の研究室では大学院生の受け入れをやっていないんだ」
俺「他大学の大学院への進学を希望しています。A大学の××研究室とB大学の□□研究室を希望しています」
そう言って自大よりも遥かに学部の入学偏差値の高いA大学とB大学の人気研究室の名前を挙げた。
教員「うちの大学の学生には英語が苦手な人が多いんだけど…君TOEICはどれくらいなの?」
俺「710点です」
教員「あ、それなら多分私より出来るだろうから大丈夫だね。ところでその研究室には内部生はどれだけいるの?」
俺「大半が内部生で他大学から来る人はあまりいないです」
教員「内部生から人気の無いところを狙った方が良いよ」
俺「何でですか?」
教員「人気の無いところの方が内部生と競争しなくて済むし、合格者の中にも辞退者が出てまた合格者が増える」
俺「そうですか、前向きに検討しておきます」
教員「それと英語についてだけど…せめて高等学校の教科書くらいは辞書を引かなくても一度読んだだけで何が書いてあるくらいはわかるようになっておいた方が...」
俺は教員の話を遮って強めの口調でこう言った。
俺「大学生に向かってそれが出来ないとでも言いたいんですか?」
それに対して教員は
教員「いや君はそうでもこの大学の学生のTOEICの平均点は350点で良くて450点なんだよ」
俺「俺さっき710点って言ったんですけど聞いてなかったんですか?」
教員「でもうちの大学の学生はA大学やB大学の学生に比べて...」
俺「ていうかさっきから内部生に人気の無いところを狙えとか言ってますけど要するにこの大学にしか入れなかった程度の能力しか無いんだから身の程わきまえろって言いたいんですよね?」
教員「私が言っているのは学生の平均の話で...」
俺「それなら学習面のアドバイスで聞きたいことは何一つ無いので話題を変えてください」
その後、試験を受ける前に研究室の見学に行った方が良い等の当たり障りのないアドバイスをもらって進路面談を終了した。
面談終了後に「うちの学生はA大学の学生に比べて数学力が...」と言いかけたので俺は「聞いてません」と伝えて面談室を出ていった
俺は自分の学歴に貼られたレッテルについて自覚した上で大学入学後に少しでも払拭するための努力をしてきたつもりでした。
しかし、自分がこの大学の学生であることに何ら変わりは無く、世間的には"高校の英語の教科書もまともに読めない奴"であるという見られ方をする現実を面と向かって言い渡され、面談後しばらくは体の震えが止まりませんでした...
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今になって思い出すと当時21歳とは思えないくらい大人げないことしてますね…
端から見たら自分が18歳の頃に中堅私大にしか行けなかったことを棚に上げて逆ギレしているようにしか見えないですね…
話を戻します。
このエピソードで何が言いたいのかと言うと、勉強はいつでも出来るけど上っ面(学歴)は変えられないということです。
日本人の大半は18歳で勉強するのを辞めますし、その後どのような努力を重ねようが知的能力について最もわかりやすい指標が出身大学(学部)の偏差値であることに何ら変わりありません。
更に言えば人生で最も勉強しなければならない(と考えている人が多い)大学受験で中堅大学にしか行けなかった人がその後の人生で必死で勉強する可能性は低いと思われても仕方ない話だと思います。特に文系脳の人事はそう見る人が多いんじゃないですかね?偏見だけど…
とはいえ、今は転職が一般化して"社会人になってからの実績"が重要になる時代になりつつあります。非高学歴でも能力があれば評価される時代になりつつあるので、お互い腐らずに頑張りましょう!