外資系メカエンジニア 佐藤(偽名)のブログ

外資系メーカーで働くメカエンジニアによる情報発信ブログです。転職や私生活のあれこれについて書き記していきます。

外資は陰キャラと変人の理想郷

以前、Twitter外資系メーカーの年収の事例が話題に出たときに

"20代後半で残業無し年収600万はメーカーでは普通"

"日系大手と大して給料が変わらないのに外資系メーカーで働く魅力がわからない"

という声が俺のところに届きました。

 

個人的には20代後半で残業無し年収600万がメーカーで普通だとは全く思いませんが外資系メーカーで働く魅力は非常に感じています(嫌いな部分もたくさんありますが...)。

 

(1) 海外の優秀人材と一緒に肩を並べて働ける環境

(2) 業務で英語に触れる機会が多いためビジネス英語に慣れることができる

(3) 終身雇用を前提としていない

(4) 仕事さえこなしていれば許される

 

日本に進出しているレベルの外資だと本国でのエリートが多いですし、彼らと共に働ける環境は単純な待遇だけでは測れない価値があります。

しかし、ここで特に強調したい魅力は終身雇用を前提としていないこと仕事さえこなしていれば許されることです。

言い換えれば日系企業でありがちな会社に忠誠を誓う代わりに人生を会社にフルコミットしなくても済むということであり、一つの会社で何らかの実績を上げたらそのキャリアを利用して次の会社への転職を目指すという価値観が認められやすい土壌があるということです。

 

以上の事から、会社での飲み会で上司や先輩に気に入られることよりも職務経歴書に何が書けるかを考えながら仕事をすることができますし、結果さえ出せば昼休みに周りに雑談も振らず机で爆睡していても許されるという、仕事の人間関係は仕事だけで完結させたい俺のような陰キャラにとっては最高の職場環境なわけです。

 

外資系”という響きで格好良いイメージを持つ人もいますが、むしろ集団生活が性に合わないと感じている陰キャラや変人に対してほど外資は優しいし、陽キャラは素直さや協調性を重んじる日系大手で働いていた方が良いとすら思っています。

 

今回は以上です!

 

あと上記の文面と直接的な関係は無いですが、俺がどれだけ対人折衝能力が低いのかを示すエピソードを記載しておきます!

 

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大学院生の頃、学部生の頃に在籍していた研究室に大学院生の募集枠が無かったのもあって俺は他大学の大学院に進学しました。

しかし、そこには俺にとって適合しづらい環境が待っていました

 

・同期に可愛い女の子が入ってきて研究室の教員が大喜び

高専の専攻科から入学してきた同期が研究のキャリアの違いすぎる陽キャ

性格が絶望的に合わない先輩がいる

 

こうして俺は女の子や陽キャラと研究テーマを取り合うことで波風を立てたくなかったため、本来やろうとしていた研究テーマを諦めて、本当は一番興味の無かった研究テーマを自ら志願しました

そして入学とともに研究室に入った目的が"やりたい研究をすること"から"研究室の人間関係で問題を起こさないこと"にすり替わっていきました

 

特に先述した性格の合わない先輩に関しては俺が女性と遊びに行ったという理由だけで噛みついてくるような人であったため、特にこの人の承認欲求が強くて嫉妬深い性格を見抜いてからは彼のメンツを潰さないように大学院1年目はできる事でもできないフリをしたりして猫を被り続けました。

途中から先輩が卒業したり、女の子が研究室に来なくなったことによって色々な束縛から解放されてから本気を出したことで無事に修論を仕上げたものの、本当に1年目は身の振り方がわからなかったです…

 

現職では年齢や勤続年数に関係なく、仕事ができて海外人材と協力して成果を出せる能力さえあれば重宝されるので求められるスキルは確かに多いですけど本当に楽になりました。

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