外資系メカエンジニア 佐藤(偽名)のブログ

外資系メーカーで働くメカエンジニアによる情報発信ブログです。転職や私生活のあれこれについて書き記していきます。

低レベルな職場にはびこるアナログな業務

今回はアナログな方法にこだわる職場について記述していきます。

 

俺が日系企業で勤めていた頃、田舎の中小企業で管理職をしていた人が近い時期に中途入社してきて、その人から以下のようなエピソードを聞きました。

 

地方の中小企業の場合は優秀な人材が入社してこないため、世の中に便利な業務改善ソフトが出回っても社員のレベルが低すぎて導入できません。

その結果として、いつまで経ってもアナログな方法に固執して業務改善が進まないという現実があります。

また、仮に優秀な人が入社しても職場のレベルの低さに失望してしまい辞めてしまうとのことです。

このような理由から自社に残るのは他で働けない人たちばかりとなるため、自社に残ってくれる人たちのレベルに合わせて業務を進めていかざるを得なくなります。

 

例えばExcelひとつを取ってみてもマクロどころか関数すら使いこなせない人が多いため簡単な四則演算をこなすだけのExcelシートが出来上がったり、ペーパーレスのこのご時世に未だに紙に手書きの手配書を使用していたりします。

また、優秀な社員が入ってきても若いからという理由だけで平然と雑用ばかり振ったり、どう考えても有効な業務改善のアイデア勤続年数の長い社員のメンツを守るために問答無用で却下したりといった現実もあるわけです。

ところで最近、俺は下記の記事をネット上で見つけました。

 

https://note.com/hrfr84/n/nfe02c7abac5e

 

俺はこの話を聞いていて、その会社の管理職に対して最初は馬鹿なんじゃないかと思っていましたが、よく考えてみたら自分が同じ立場なら一概に間違っているとも言い切れないとも感じています。

会社を今まで支えてきたのは長く働いてくれた人たちであり、彼らの顔を潰すような有能な人材を迎合するのは彼らに対する裏切りとも取れるわけです。

以上のことから、現在レベルの低い職場は奇跡が起こらない限りはこの先もずっとレベルの低い職場であり続ける可能性が高いです

環境を作るのは人であり、人は本能的に変化を嫌う生き物だからです。

 

"レベルの低い職場"という乱暴な言い方をしてしまいましたが、それも1つのコミュニティとしての在り方のひとつです。

例えば、学校の部活でも全国制覇を狙う部活や趣味や遊びとしての部活もありますし、そこに優劣は無くて単なるコミュニティの方向性に過ぎません

むしろ優秀なバリキャリ志向の人がゆるく働きたい中小企業に入社しても職場環境を荒らす危険分子と化すとすら思います。

 

今回は以上です!