外資系メカエンジニア 佐藤(偽名)のブログ

外資系メーカーで働くメカエンジニアによる情報発信ブログです。転職や私生活のあれこれについて書き記していきます。

未経験職種に転職するには資格を足掛かりにすると良いと思う

今回は未経験から機械系の職種に転職するときに利用可能な資格について語っていきますが、その前に俺の新卒での就活の話をします。

 

俺が通っていた大学では学校推薦が充実しており、ト〇タ自動車ですら推薦枠が余るような状況でした。

しかし、日系大手に入社して自分の希望しない部署に配属されることを恐れたため、自分に対して熱烈なラブコールを送ってきた外資系メーカーに入社しました。

その会社は(形だけは)職種別採用を実施していたため希望していた開発職に就けるということで当時は喜んでいました。

 

しかし、入社後に俺を待ち受けていたのは会社内の他部署を10ヶ月かけてまわって業務内容を理解するだけの無駄な研修や、既存の製品のマイナーチェンジのプロジェクトのマネジメント補佐のという業務でした。

こうして俺はまんまと求人詐欺に引っかかりエンジニアからコーディネーターへと華麗な変身を遂げたのでした。

 

しかし、こうした状況を打破するべく俺は以下の2つの資格に目を向けました。

 (1) 技術士第一次試験

 (2) 機械設計技術者試験3級

世の中の機械系の資格の多くは実務経験者向けのものであり、実務未経験でも受験できる目ぼしいものは上記の2つでした。

 

いずれも試験範囲はそれなりに広いものの難易度としては大学の定期試験レベルであり、これらに合格すれば大学の機械工学科の卒業生と同等以上の能力がある事を証明できます

特に機械設計技術者試験に関しては機械系四力学だけでなく材料や機械要素などの知識もおさらいできますし、実務で機械設計をしてもスキルアップのために受けている人もいます。これをわざわざ金を払って受験していることで熱意の証明にもなります。

 

個人的には資格にあまり実質的な価値は見出していませんが、最低限"ここまでの熱意と能力は持っている"という実績の証明にはなってくれます。

どれだけ熱く自分の熱意を語ったところで実績が無ければ説得力が無いですし、その実績を所属する組織のルールに関係なく残すことができるのが資格なわけです

 

というわけで、不本意な処遇によって飼い殺しにされるくらいなら会社を辞めてやりましょう

そして辞めた暁にはキャリアサイトにボロクソに書き込んで次なる被害者を減らすための抑止力になりましょう

ちなみに俺は今でも新卒で入社した会社に強い憎しみを持っていますし次なる被害者が出ないようにキャリアサイトには会社の実情を余すところなく書き込みました

 

今回は以上です!

ついでに技術士第1次試験のときに俺が使用した参考書を載せておきます